新しいファイル・システムの基本的概念の提案と既存OSとの融合について
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概要
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コンピュータのハードウェアを構成するCPU,メモリ、外部記憶装置の変化には大変目ざましいものがある。既存のオペレーテイング・システム(OS)が考案された時から10年以上も経過しようとする今日、そのファイル・システムが過去のハードウェアに基づいて創られたため、限界に近づいているのではないかというのがこの研究の出発点である。そこでファイル・システムを取り巻く以上の3つについてのそのコスト・パフォーマンスの変貌ぶりを今後の予測も交えて考察する。まずCPCについては、パーソナル・コンピュータ(PC)が誕生した頃には8ビットであったが、現在は32ビットが主流であり、ワーク・ステーション(WS)では64ピッ卜も登場している。単にピット数の増大だけでなく、CISCやRISCという内部構成の相違もある。また動作クロック数も以前のような数MHzから現在では2OOMHzに到達しているCPUもある。そしてこのようなCPUを搭載したコンピュータが比較的誰にでも手に入れ易くなってきている。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-03-01