トークンを用いた分散資源管理システムについて
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
WSとネットワークの普及によって、これらを有効に利用するための分散処理技術が重要になっている。この技術の中でも分散ファイルシステムを頭とするデータの共有と、CPU、メモリなどのもっと幅広い計算機資源の共有を目指した分散資源の共有のための技術は特に重要である。我々はこれまでに後者の中でもCPU能力の共有について、分散makeを取り上げ、その実現性と効果について確認し、研究を進めてきた。ここではこれを更に進めて、分散環境における資源共有の方式について、高速ネットワーク環境上で、速く、安全に計算機資源を共有可能な資源管理方式の実現を目的として、分散環境上での資源管理の性質と課題を述べ、この課題を解決するために採用したトークンベースの資源管理システムについて説明する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-03-01