RDBMSを利用した機械翻訳用辞書管理システムの開発
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概要
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機械翻訳システムにおいては用いる辞書が大きな役割を果たす。翻訳精度を向上させようとすれば、詳細な情報を記述しておく必要があるし、広範囲の分野について適合させようとすれば、膨大な語数を用意する必要がある。そのような辞書は自動もしくは半自動で作成されるのが望ましいが、現状ではそのような手法は研究段階にあり、実用化されているシステムでは多くの場合、多人数の作業者によって作成される。しかし、情報の付加方法には個人差があり、辞書全体に渡って均質にすることは大変難しいて考えられている。そこで本稿では、今まであまり顧みられていなかった、辞書入力/管理用のシステムサイドからの辞書作成効率化を目的として開発したシステムの特徴について、現在まで用いていたMuプロジェクトの辞書形式および辞書管理をベースとしたシステムとの比較を通して説明する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-03-01