LAN情報管理システムの開発

概要

論文の詳細を見る
高度情報化社会がますます進展する昨今において、ネットワーク管理システムは、きわめて重要なアイティムとして注目されている。本稿では、ワークステーションを用いて、複数のリング型LANやバス型LANを集中管理するLAN情報管理システムの開発について報告する。当社では従来、リング型LANは、パソコン上で各リングごと個別に管理していた。また、バス型LANは、市販製品(米国ネットワークジェネラル社製のスニーファ等)を購入して管理していた。本システムでは、ネットワークシステム全体の総合管理を行うマネージャを1台設ける。マネージャは、ネットワーク管理者へのマンマシンインタフェースとなる。また、各リング型LANに対して、マネージャからの指令により各種の処理をするエージェントを設ける。これにより、1台のマネージャから複数のリング型LANを同時に集中管理することが可能になった。また、同様に、バス型LAN上にエージェントを設けることで、バス型LANの情報管理も行えるようになった。
1993-03-01