DAE対non-DAE通信の確立
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概要
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工場のCIMの一環として、開発・導入が進められている製造現場の支援を行うフロアー・コントロール・システムでは、ワークステーションの進歩とローカル・エリア・ネットワークの普及によりその処理の大部分をPCで行うようになってきている。特に最近ではマルチタスクの普及とともに、システムのシングルタスクからマルチタスクへの移行が進められている。しかし現状ではこれら2本立てでのシステム構築が要求されており、異なるOS間の通信が問題になってくる。今回、分散オートメーション・エディション(注1、以下DAEと略す)を使用したフロアー・コントロール・システムの構築にあたり、non-DAE(DOS:シングルタスク)とDAE(OS/2:マルチタスク)間の通信を実現した。システム移行の過渡期にある今、以下で述べる手法は今後開発されるシステムでも有効であろうと思われる。注1)Distributed Automation Edition: IBM CIMソフトウェア・ファミリーの1つ、分散型CIN/生産システムの構築をOS/2上で支援するための汎用ソフトウェアの総称。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-09-04