汎用電子承認システムについて
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概要
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製品開発の研究を行なう大和研究所では,研究開発用の基幹システム,人事・経理・管理等の適用業務アプリケーションシステムを構築してきた。80年代前半より各研究員の日常作業を効率化し,知的作業に多くの時間を費やす目的で,オフィス・システムの構築と,その充実を実施してきた。85年の大和研究所ビルの完成時に,コミュニケーション機能を中心とするオフィス・システムの原形が完成し,文書作業を支援する機能,意志決定を支援する機能,技術情報を検索する機能,各部門の情報を入手する機能等が,追加及び充実された。研究所員の大部分は,このオフィス・システム機能を活用している。オフィス・システムは,『内容の充実』から・操作性の統一による使い易さの追及。・イメージ,音声等のメディア利用によるマン・マシン・インターフェースの向上に代表される『質』ヘの転換に,主眼を移しつつある。しかし,紙による伝票,申請書の起票と,ハンコによる承認処理をシステム化することは,オフィス・システムの『内容の充実』で,残された大きな領域である。事務の効率化を積極的に進める当社においても,紙による起票とハンコの承認作業は,物品購入依頼,出張申請,勤務状況報告等,日常的に多く存在している。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-09-04