分散トランザクション処理システムのデータ復旧方式
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概要
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トランザクション処理中、異常が発生した時、トランザクション処理開始前にデータをロールバックする機能を持つトランザクション処理システムが互いに離れて複数設置されている場合を考える。あるシステムで行なわれているトランザクション処理が、時には、他のシステムの持つデータを操作したくなることもある。ここでは、このようなトランザクション処理を行なう分散トランザクション処理システムを対象とする。他のシステムのデータを操作するトランザクション処理に異常が発生した場合、他のシステムのデータもトランザクション処理開始前にロールバックしなければならない。その実現のため2相コミット手順がよく利用される。しかし、単に2相コミット手順を実施しても、全体的にデータ整合性を保てないことがある。この本稿において、2相コミット手順を応用したデータ整合性を維持する方式について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-09-04