ターゲットに依存しない操作性をもつデバッグ環境の構築
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概要
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我々は,プログラム構成図から構成定義〜ソース編集〜翻訳結合〜デバッグの作業を,ツールを意識せずに自然なビューでプログラム開発ができるCプログラマ向けの環境-「Cプログラマブラウザ環境」と呼ぶ-を構築した.これは社外及び社内のユーザの開発に適用してもらっており,高い評価を得ている.ところで,Cプログラム開発においては,プログラムを複数のターゲット・システムへ移植する作業が多い.通常ターゲット・システムが異なると,ツールの操作性も異なり,特にデバッグ作業ではその差が大きく,プログラマに非常に負担がかかる.ここでは,Cソースレベルのデバッグ作業が対象である.本稿では,上記の問題を解決するために,ターゲット・システムに依存しない操作性をもつデバッグ環境を,我々の構築したCプログラマブラウザ環境において実現できたので紹介する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-10-16