表層格を用いた共起変換の一実現方法
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概要
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現在、かな漢字変換処理は、連文節方式、変換指示不要のものが主流となっている。また、同音異義語の問題に関しても、表層格を用いた共起変換によりある程度その問題を解決しているものがある。表層格を用いた共起変換は、適格な結果を期待できる半面、その適用範囲が限定されるため、データ収集に要する労働力に見合う効果が期待できない。また、機械翻訳などで用いられている意味解析処理は、パーソナルワープロなどに用いられているマイクロプロセッサには負担が大きすぎるため、実用にたえないのが現状である。本報告では、表層格を用いた共起変換の1実現方法として、隣接した文節以外に最大4文節間に共起情報を作用させ、さらに、複数の助詞情報を判断する事により、共起変換の効果を向上させる方法について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-10-16
著者
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唐崎 幸弘
(株)東芝 青梅工場 日本語処理ソフトウエア担当
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長崎 秀紀
(株)東芝 青梅工場 日本語処理ソフトウエア担当
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宮間 俊雄
(株)東芝 青梅工場 日本語処理ソフトウエア担当
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宮本 恒雄
(株)東芝 青梅工場 日本語処理ソフトウエア担当
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岩木 雅汎
(株)東芝 青梅工場 日本語処理ソフトウエア担当