積分方程式による非線形分岐現象の数値解析

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概要

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近年,境界積分方程式の数値解法である境界要素法が様々の分野の数理モデルの近似解法に適用され,注目されている。しかしながら,非線形問題への適用例は基本解を構成することができないことから,極めて少ないのが現状である。著者らは,従来より非線形積分方程式の境界のみならず,領域内部をも離散化する解析手法を提案し,高い非線形性有する問題に適用し,手法の有効性を示してきた。非線形問題では,系のパラメータに依存する解の多価性のみならず解の分岐等が現れ,これらの現象を明かにすることが必要となる。そこで本論では,弾性アーチの非線形支配方程式を数理モデルとして選び,積分方程式法の非線形解析に対する有性を明かにする。
一般社団法人情報処理学会の論文
1989-10-16

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