ソフトウェア保守における一提案
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概要
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ソフトウェアは、ハードウェアと比較して、修正が容易であるため、開発終了後、システムの実稼動時間が長ければ長い程、プログラム設計書と実物(ソースコード)との差異が広がってしまう傾向がある。また、弊社においては、アプリケーションシステム納入後、顧客がプログラムを修正する場合も多くある。このため、ソフトウェア保守作業の50%を占めるといわれるプログラム理解に多大な労力を費やしている状況である。その上、従来のドキュメントとソースコードの差異を残したままの方法では、担当者が変われば同じ作業の繰り返しとなってしまう点も問題である。 例 ・修正すべき箇所が容易に発見できない ・信頼できるのはソースコードだけ ・モジュールAを修正したらモジュールBが誤動作してしまったなど 本稿では、リバースエンジニアリングの手法を用いて上記のような問題をいかに解決していくかを述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-09-20