GUIアプリケーションプログラムからGUIオブジェクトを自動抽出する方法
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概要
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コンピュータのユーザインタフェースは、GUI(グラフィカルユーザインタフェース)が主流である。それにともない、GUIアプリケーションを効率よく開発するためのツールも数多くリリースされている。特に、GUIビルダと呼ばれている、画面レイアウトを視覚的に定義し、ソースコードを出力するツールは、GUIアプリケーションの開発効率を大幅に向上させる。しかし、人手で作成されたC言語アプリケーションにおいては、ウィンドウシステム間の移植や保守にGUIビルダーを使用できない場合が多い。ほとんどのGUIビルダーは、C言語を直接扱うことができないためである。GUIビルダは、画面レイアウトを行なうものでありCASEツールのようなアプリケーションの処理部分も含めた開発全体を支援するものではない。C言語の構文は、GUIビルダの対象である画面レイアウトを表現するには複雑すぎる。多くのGUIビルダは、汎用プログラミング言語ではなく、画面レイアウトを記述するための専用言語(ユーザインタフェース言語)を扱えるようになっている。今回、C言語アプリケーションをGUIビルダで利用できるようにするために、C言語ソースコードがらGUIオブジェクトを抽出し、その抽出結果をユーザインタフェース言語に変換し出力するツールを開発した。 <変換ツールの目的> (1)他ウィンドウシステムへの移植作業の効率化(2)既存ソースコードのGUIビルダによる再利用 本稿では、本変換ツールで用いたGUIアプリケーションソースコードからGUIオブジェクトを抽出する方法について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-09-20
著者
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