ピクスマップを用いたラジオシティ処理
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概要
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近年,コンピュータグラフィックス分野において,写実的な描画の研究開発が盛んである.そのひとつであるラジオシティ法は,物体が光源からの直接光を受けた後,物体が拡散反射して他の物体に及ぼす間接光を相互的に繰り返し計算することで,リアルな大域照明シミュレーションが可能である.しかし,従来の光源からの直接光のみを扱う描画方法に比べ,ラジオシティ法は膨大な計算量(時間)を必要とする.また,この手法は元の図形データを細かく分割して計算するため,現状のCGシステムにインプリメントする上で,データ管理の面で問題がある.我々は,これらの問題点を解決するために,ピクスマップを用いたラジオシティ計算方法を考案し,ワークステーション上で対話型のラジオシティ処理を実現した.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-09-20