航技研数値風洞(NWT)におけるジョブスケジューラについて
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概要
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航技研において平成5年2月より連用を開始した数値風洞(NWT:Numerical Wind Tunnel)は、要素計算機(PE)にベクトル計算機を配置する分散主記憶型並列計算機システムであり、中核に140台のPEを並列配置している。また、NWTは、既設の大型電子計算機システム(FACOM VP2600)をフロントエンドシステムとして有機的に結合した複合計算機システム(NSシステムと呼称)を構成する。NSシステムの運用では、先進的な大規模数値シミュレーションを可能にすること、ハードウェアが有する超高速処理性能を十分に引き出し、かつ、最大限に高度有効利用を図ることを最重要課題としている。この課題に基づき、並列計算機システム用ジョブスケジューラが開発された。NSシステムでは、このスケジューラを母体として、航技研独自の各種運用機能を組込んで開発されたジョブスケジューラの運用を平成6年11月より開始した。本報告は、ジョブスケジューラの運用機能と実運用におけるジョブスケジューラの効果について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-09-20
著者
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