色情報の付加によるテキストの可読性向上の試み
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概要
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近年、ネットワークや大規模文書データベースの普及などによって電子化された自然言語文書が大量に流通するようになってきた。しかし、これらの自然言語文書に対するユーザーインターフェースはハイパーテキストによる構造化、他のメディアとの統合化がなされるなどの工夫は施されているものの、文書そのものは依然として白黒であり、従来の紙メディアと同様の表現が主流である。カラープリンタ、カラーディスプレイか普及し、色を利用したユーザーインターフェースが主流になってきている現在、このような白黒の文書ではなく色を利用する文書という選択肢も選び得ると考えている。適切に文書を彩色する事でより表現力を豊かにしたり、より読みやすい文書にできる可能性は充分にあると考えられる。本稿では自然言語文書に色情報を付加する事による可読性の向上を検討し、その可能性を提言する。また予備実験として心理実験を行なったのでその結果も併せて報告する。
- 1995-03-15
著者
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