加減算バッファを用いたアウトラインフォントの塗り潰し方法
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概要
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従来より、低解像度ディスプレイへの高品位文字表示には中間調データの利用が有効であることが知られている。アウトラインフォントを用いることにより、任意の大きさや各種修飾条件で文字を表示することが可能だが、この場合、品位向上のためには、副画素単位で塗りつぶしを行い、中間調を得る方法が有効である。しかし、元々展開処理時間に占める割合が高い塗り潰し処理を、表示画素の例えば10倍程度の副画素単位で行うこととなり、実用性を損なう。今後の重要なアプリケーションであるマルチメディア端末等を考えると、速度的に良好なレスポンスが必要であり、展開塗り潰し処理を単純化し処理時間を低減する必要がある。この様な要求を考慮し、特にディスプレイ表示に適した、アウトラインフォントの塗り潰し方法を検討したので以下に報告する。
- 1995-03-15