製紙工場向け生産計画支援システムの開発
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概要
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このところの不況のため、企業では生産性を向上させるために設備に投資するのではなく、現存の設備で生産性を向上させる動きが高まっている。製紙業界でも同様の動きがあり、製紙工場では多くの設備と工程を経て多種類の紙を生産しているため、いかに効率よく生産計画を立案し、生産性、品質を向上させるかが求められている。本システムでは、計画立案作業の軽減化を目指し、担当者の経験や知識を生産計画を立案する上でのルールにまとめ、現場に存在する制約条件を半永久的に保存できるようにした。また、原料の残量に応じた割り付けや,割り付け結果の各種使用量等の検証が可能になった。Windows環境を用いたマンマシンインターフェースにより、操作性を容易にすることで、担当者以外でも生産計画をたてられる環境を実現した、生産計画支援システムを提供することができた。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-03-15