GOADN(簡易的作図支援システム)の開発事例
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概要
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作図プログラムと言えば、出力装置の種類によって、作図コマンドが異なっている。例えば、プロッタで、ペンを移動させる命令を取り上げて見ても、表-1で示すようにそれぞれ違ったものとなっている。このため、プログラム内の作図コマンドに関して、出力装置ごとに対応する必要があり、プログラムの作成者は、各々の装置に対する知識が必要となる。このことがプログラミングやコンバートの煩わしさの原因となっていた。特に近年、出力装置の多種多様化が進行している中で、これらの装置に逐一対応していこうとすれば、実行形式プログラムの本数の増加や、プログラムの管理の煩雑さ等の問題がより顕著に現れてくる。そして、さまざまな出力装置に対応して、アプリケーションの開発・普及を展開していく我々にとって、このことが大きな障害となっていた。さらに今回、メインフレームからパソコンまでを合言葉に、パッケージ展開をはかることになり、これらの問題が、特にパソコンにおけるシステム資源の制限(メモリサイズ、ファイルの数・容量等)という形で、我々にとって避けることのできない問題となってきた。このような状況の中で、問題解決の手段として、グラフィック処理アプリケーション作図デバイスコントローラ(GOADN)が開発された。本編では、GOADNの概要と利用効果などについて説明する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-03-15
著者
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