文字定数の自動抽出
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概要
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ハードウェア及びソフトウェア費用全体に占めるソフトウェア保守費用は増加傾向であり、COBOL言語を使用した応用(application)システムの保守は、古いシステムほど繁雑である。この一因は、引用符を用いて、将来、変更の可能性がある部署毎の独自処理、取引先毎の特別機能等を記述しているためである。(最近は、引用符を出来るだけ使用せずに、外部ファイルで制御する方法で設計されている)引用符で囲まれた文字列を変更する際、応用システムを構成する数百本のプログラムから変更対象プログラムを絞り込むのは、経験豊富なSEでも短時間で正確に行うことが難しかった。この保守業務を支援するために、COBOL言語の引用符で囲まれた文字列、即ち、文字定数(nonnumeric literal)から使用対象プログラム名及び使用ラインを自動抽出する単独ツールを作成した。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-03-15