マルチタスク・独立タスクを意識したプログラム性能評価ツール
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概要
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プログラム性能評価ツールは、プログラム実行時の動作を解析することにより、プログラムの性能および品質向上を支援するツールであり、性能バグとなりうる部分を検出するための手段として有効である。今回、スーパーマルチプロセッサG8000のオペレーティングシステムOS/V上で動作するプログラム性能評価ツールppcを実現した。本ツールは、単一タスクに限らず、マルチタスクおよび独立タスクの性能評価が可能であり、性能評価用のデータとして、一定周期ごとの実行アドレス、SVC呼出し元のアドレス、物理入出力回数、および、ページフォルトの発生アドレス等を収集する。本ツールで収集した性能データは、プログラム性能解析ツールppaにより解析可能な形式で、表示することができる。本稿では、今回実現した性能評価ツールppcの特長および、その実現方法について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-03-15