中小形システムVOSK(1) : HAAに基づくシステムの構想

概要

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従来の中小形システムは、主に中小形ホストコンピュータとして中小規模の生産管理、在庫管理等の基幹業務に対する省力化、効率化を目的に導入されていたが、近年では中小形コンピュータを企業内の部門に分散設置し、部門単位での業務開発・運用を行う形態が増えている。このような背景のもとに当社は、中小形ホストコンピュータ分野を継承し、性能、信頼性、簡易性を追求すると共に、広域ネットワークを介した大規模システムにおける部門コンピュータに対応できる中小形システムとしてVOS K(Virtual-storage Operating System Kindness)を開発した(図1にVOS Kのシステム形態を示す)。このようなシステムでは、大形システム及びワークステーションとの連携が不可欠で、特に情報の流通性や操作の共通性が重要な課題となっている。本稿では、HAA(Hitachi Application Architecture)に基づくVOS Kの基本構想について報告する。
一般社団法人情報処理学会の論文
1989-03-15