手書き用語入力処理における再照合方式
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
任意ピッチの手書き漢字で記入された文字列の処理方式として、入力文字列中に用いられる用語が既知であることを前提として用語辞書を用意し、これを利用して文字領域の誤切り出し部分を修正する方式が提案されている。従来方式における修正処理は、用語照合の結果として得られる全候補用語について、文字切り出しから用語照合までの処理を再実行(再照合)することにより行われるため、高い正読率が得られる反面処理負荷が重くなる傾向であった。本稿では、再照合の前処理段階で、それまでに得られている候補用語の構成文字と文字照合の結果得られる候補文字との一致状態を評価することにより、再照合の対象とすべき候補用語を絞りこむ方式を提案し、従来方式と比較した評価結果を示す。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-03-15