3次元物体の高速干渉チェック手法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ここでは、多数の物体が存在する空間内で、ある特定の物体が指定された経路上を移動している様子をシミュレートする場合を想定している。この時はただ単に物体の形状をグラフィックディスプレイに表示するだけでなく、移動の途中で周囲の物体と衝突するかどうかの判定すなわち干渉チェックを同時に行う必要がある。そこで問題となるのが干渉チェックをいかに高速に行うかということである。単純に対象領域内の全ての物体との間でチェックを行うことは物体数が少ない場合には十分高速に行えるであろうが、数が数百から数千のオーダーになるともはや短時間での処理は望めない。このような問題の例として、プラント内における物体の搬入・据付作業のシミュレートを行うような場合が挙げられる。以下では、上記の干渉チェックの高速化への対応として、八分木を用いた空間分割による近傍物体の特定化手法とトランスピュータによる並列処理を用いた高速化への試みについて報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-03-15
著者
関連論文
- ノンストップ自動料金収受システムにおける車両識別システムの開発
- 3次元物体の高速干渉チェック手法
- ITSシミュレータの開発
- 1-2 高精細静止画像を使用したメガピクセル監視システムの開発(第1部門 マルチメディア通信)