生産システムにおける分散フォールト・トレランスの実現
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
コンピュータのタウンサイジングに伴い、従来の集中システムに代わり対コスト性や拡張性に優れた分散システムが主流になってきた。我々は工場の生産システムにこの分散システムを適用した分散型CIMを提案、推進してきた。一方、近年、大規模・複雑化する生産システムでは、コンピュータ等の故障によるシステム停止は大きな機会損失につながる。そのため、故障に対してすみやかに復旧を行ないシステム停止時間を最小限にするようなフォールト・トレランス性が求めらている。このような背景のもと、分散型CIMにおけるフオールト・トレランスの実現を試みた。その結果、分散システムの持つ対コスト性や拡張性を継承しつつフォールト・トレランス性を実現できた。本稿ではその概要を報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-03-07
著者
-
田辺 繁美
ムロン(株)コントローラ研究所第1技術開発課
-
中田 剛司
オムロン(株)コントローラ研究所第1技術開発課
-
垂水 宏文
ムロン(株)コントローラ研究所第1技術開発課
-
福留 五郎
ムロン(株)コントローラ研究所第1技術開発課
関連論文
- 自律分散システムの挙動および自律セルの要件
- カスタマイズを容易にするソフトウェアアーキテクチャ
- 分散CIMとCIMプラットフォ-ム-8完-分散CIMとCIMプラットフォ-ムの将来構想 (CIMのペ-ジ)
- 分散CIMとCIMプラットフォ-ム-6-ファジィ推論エンジン
- 分散CIMとCIMプラットフォ-ム-5-分散CIMプラットフォ-ムミドルソフトとPC (CIMのペ-ジ)
- 分散CIMとCIMプラットフォ-ム-4-分散CIMプラットフォ-ムLUNA-FAとFC55 (CIMのペ-ジ)
- 分散CIMとCIMプラットフォ-ム-3-分散CIMプラットフォ-ム--定義と特徴 (CIMのペ-ジ)
- 分散CIMとCIMプラットフォ-ム-2-分散CIMとそのア-キテクチャについての考察 (CIM & Instrument)
- 分散CIMとCIMプラットフォ-ム-1-CIMの現状と分散CIMの提案 (CIM & Instrument)
- 生産システムにおける分散フォールト・トレランスの実現
- 分散CIMとCIMプラットフォ-ム-7-分散CIMの導入事例 (CIMのペ-ジ)
- 集中分散システム