データベースを用いたC++プログラムビルドの制御
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
最近のプログラム言語の言語仕様、ソフトウェアの複雑化、構成法の高度化によるプログラムのビルドプロ七スの複雑化は様々な問題を生じさせている。例えば、「大量の重複したヘッダファイルがコンバイル毎にコンパイルされる」「クラス定義の小さな変更が大量の(不要な)再コンパイルをひきおこす」「ダイナミックローデイングを用いた開発のさいのビルドプロセスの制御が難しい」等々である。これらの問題の原因の一つは、従来広く行なわれてきたmakeによるビルドプロセスの制御ではC++の複雑なビルドプロセスがうまく制御できないことにある。本稿では、プログラムデータベースを用いたビルドプロセスの制御を提案し、一例としてtemplate instantiationの制御の問題が解決てきることを示す。
- 1994-03-07