「携帯型端末ソフトウエアのための操作によるプログラム作成方式」 : 部品再利用のための検索方法

概要

論文の詳細を見る
筆者等は、既に携帯型端末のソフトウエアを容易に作成できるビジュアル開発環境「Visual Tools」を試作開発している。携帯型端末のソフトウェア作成に適した開発環境とするため、データの入力、保管、検索を中心としたアプリケーション作成が容易、かつ、作成プログラムサイズやデータサイズの圧縮を図った。サンプル・アプリケーーションを作成し、開発期間やプログラムサイズにおける有効性も確認している。また、対象アプリケーション分野を広げるため、C言語等のプログラミング言語で作成するプログラムとのりンク機能の作成も行った。以上のように、「Visual Tools」は開発期間の短縮、応用分野拡大への対応は行っている。しかし、画面表示形式の統一、あるいは、より一層の開発期間短縮のための"部品の再利用"に関しては対応していない。そこで、部品の再利用を促進するために、過去に作成した部品を検索する機能の強化を検討している。本論文においては、部品検索を図式化して実行することにより、目的とする部品を検索する手法の提案を行う。
一般社団法人情報処理学会の論文
1994-03-07