高速高精細な拡大縮小表示を可能とするイメージ地図格納方式
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概要
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コンピュータマッピングシステムにおいて、データ入力のコストダウンを図るために、紙の地図をスキャナで読み込み、イメージのまま表示する方式が、近年使われるようになっている。このとき、高解像度のスキャナで読み込まれた地図を、どの程度の画素密度でシステムに入力するかが、データ構築時の課題となる。実際、コンピュータマッピングシステムでは、全体を見渡すための縮小表示と狭い範囲の詳細を見るための拡大表示が、頻繁に繰り返される。拡大表示時の精細さを高めるために、画素密度を高いままにすると、縮小表示時の画素が大量になり、表示に時間がかかる。一方、縮小表示時の画素量を減らすために、画素密度を低くすると、拡大表示時の画質が低下する。本稿では前このようなジレンマを解決するため、NTTの設備管理マッピングシステムでとった手法について述べる。
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1994-03-07