文書処理装置用復元制御方式の開発
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概要
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近年、日本語ワープロなどの文書処理装置の普及は目覚ましく、一般家庭の主婦や老齢層に利用者が広がると共に、単なる清書から、文書の構成支援や推敲など、さらに高度な文書処理へと、利用目的も広がっている。このような状況において、初心者が編集操作を誤って、文書が乱れてしまった場合に、編集前の状態に戻すことが難しくなり、復元(UNDO)機能の重要性が、増している。このような復元機能には、様々なデータの様々の編集操作を、任意の段階に渡って、編集前の状態に戻せることが必要であるが、しかし、文書処理装置に求められる機能が、複雑で多岐に渡るにつれ、各機能ごとで復元機能に対応することは困難になってくる。そこで、文書を一つのオブジェクトとして捕え、"オフジェクト指向設計"の考え方を適用することにより、新定な編集機能の追加に対しても何ら手を加えることなく、自動的に復元機能に対応できる復元制御方式を開発した。本稿では、その概要を報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-03-07
著者
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松田 泰昌
株式会社日立製作所映像メディア研究所
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田中 理
株式会社日立製作所映像メディア研究所
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是枝 浩行
株式会社日立製作所映像メディア研究所
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山内 司
株式会社日立製作所映像メディア研究所
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是枝 浩行
株式会社日立製作所ユビキタスプラットフォーム開発研究所
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