代案の提示機能を持つ自然言語インターフェース
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概要
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自然言語インターフェースが備えるべき機能として、(1)文脈からの発話に現れる指示表現の理解と省略の補完ができること(文脈理解)と(2)入力文からユーザのプランを推論し、ゴールを達成する協調的な応答を生成すること(意図理解)が挙げられる。ところで、人と人が行なう協調的な対話において、一方の人のプランが実行できないと判明した時に、もう一方の人は一方の人の意図を反映した実行できるプランを代案として提案する。人と計算機が行なう協調的な対話においても、計算機が代案を提示できるほうが望ましい。従って、更に備えるべき機能として、(3)ユーザのプランが実行できないと判明したなら、ユーザの意図を反映した実行できるプランを生成しそれを代案としてユーザに提示すること(代案の提示)が挙げられる。本論文では、これらの三つの機能を備えた自然言語インターフェースを提案する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-03-07