高速イメージプロセッサ
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概要
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近年、電子ファイリングや複合文書処理などのイメージ処理システムは、イメージの高速処理のみならず小型スベース化や低価格化への期待も高まっている。また、これらのシステムで扱われる2値イメージデータは、文字・図形だけでなくディザなどの疑似階調画像も含まれ、これらのイメージデータに間引き、OR等の変倍処理を施すと、階調情報が失われたり、ディザの周期と再サンプリングで発生する周期との干渉によるモアレにより画質が著しく劣化することがある。イメージ処理システムにおいて、変倍処理は必須の機能であり、その処理画像についても任意倍率で画質劣化が少ないものが望まれている。弊社は、これらの市場ニーズに応えるべく、高機能かつ高性能2値イメージ処理プロセッサを開発した。本稿では、本イメージプロセッサの概要および新技術である部分圧縮/伸張、変倍時のモアレ抑制処理について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-03-07