ルータにおけるISDN活用方法
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概要
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LAN(Local Area Network)の普及に伴い、データ収集や情報交換等におけるコンピュータネットワークの利用はますます高まってきている。これらは同一LAN内で行なわれるだけでなく、WAN(Wide Area Network)を用いて遠隔地に存在するLAN間で通信を行なうようになり、大規模なネットワークが構築されるようになった。WANにおいてISDN回線(基本インタフェース)の回線交換を利用する場合、回線数に制限があるため、中継データの発生に応じて回線の自動接続/切断を行ないデータの宛先ごとに回線の接続相手を切替えていくことによって、ISDN網に接続している多数のネットワークと通信を行なうことが可能となる。この時、データの宛先に対して回線の接続相手をあらかじめ知っておく必要があるが、通常ルータは、ルータ間でルーティング情報を定期的に交換することによってどのルータにデータを中継すればよいかの情報を管理している。しかし、回線を介したルータ間でこのような情報交換を行なうと送受信データが絶えなくなるため自動切断が困難になり、課金上の問題や回線の接続相手の切替えが円滑に行なえないという問題が発生する。従って、一般的にはルーティング情報の交換は行なわず、中継相手を知る手段としてはスタティックな設定による方法が用いられるが、ネットワークが大規模になればなるほど全てのネットワークに対する接続相手を設定するのは困難である。そこで本論文では、これらの問題を解決するための一方法として、ルータにおいてISDN回線を使用してデータ中継する場合のダイナミックルーティング方式について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-03-07
著者
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