操作例の呈示による帳票処理コマンドマクロの生成
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概要
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従来のエンドユーザ向きの帳票処理簡易言語においては、処理を登録するのに手続き的なプログラムを組む必要があるものが多い。しかし、エンドユーザはループや条件分岐などの制御構造を考えるのが不得意であり、プログラミングするのは容易ではない。しかしそのようなユーザでも手作業による帳票の処理は問題なく行える。またプログラムは組めないがワープロの操作ができる人は多い。これはプログラムのような抽象的な手段で考えることは難しいが、帳票やディスプレイに書かれた具体的なデータを見ながら順次処理することはそれに比べるとかなり易しいからだと考えられる。本稿では、ディスプレイに実際の帳票イメージを具体的なデータとともに表示し、ユーザが手作業の感覚でデータの複写や四則演算などを順次行っていくと、入力コマンド列を一般化した形でコマンドマクロを生成するシステムについて述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1988-09-12