ソフトウェアレビューの一手法(レビュー結果の評価と対策)
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概要
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近年,ソフトウェアはますます大規模化しており,ソフトウェアの品質を確保する手段として,レビューの役割が一層重要になってきている.したがって,ソフトウェアの開発工程の随所にレビューが採り入れられている.しかし,従来は,レビュー結果の適切な評価方法が確立されていなかったため,次のような問題点があった.-レビューの十分性を把握することが難しく,レビュー後の品質が見極められない.-レビュー結果から得られる種々の問題点(レビューを実施する上での)がフィードバックされないため,レビュー技術が向上しない。そこで,我々は,レビュー技術の向上にも繋がるレビュー結果の適切な評価方法について,詳細設計・プログラミング工程を対象に各部門の事例を集め検討した.本稿では,この検討結果を集大成したレビュー結果の評価手法について紹介する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1988-09-12