機能図展開システム

概要

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論理機能図よりプリント基板回路図を生成するシステムを開発したので報告する。本論文でいう論理機能図とは、ゲート、各種フリップフロップ,ADDER SELECTOR等の素子で記述され、次のような特長をもつ。(1)正論理で記述し、動作が理解しやすい(2)素子の繰り返し、部分回路のブロック化、束線等の省略記法を用い図面当たりの論理密度を高め、全体の見通しをよくする。(3)各素子は、一般に、実現する部品と対応はしていない。プリント基板設計のためには、論理機能図をもとに部品、遅延等を考慮した回路図を作成する必要がある。本システムは、この設計工程の自動化のために、開発された。開発のおもな狙いは、次の通りである。(1)生成された回路の部品点数は、人手設計と較べ、あまり多くならないこと。目標一割増以内(2)生成された回路図の論理が読みやすいこと。(3)展開の方法が、設計者に明示され、又展開の方法に、設計者の意図が反映されやすいこと。(4)使いやすいこと。
一般社団法人情報処理学会の論文
1988-09-12