Adaサブセットコンパイラの試作
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概要
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本発表ではUnix上に実現したAdaのサブセットコンパイラについて述べる。このコンパイラはPCC(Portable C Compiler)と同じ形式の中間言語を持つ2パスコンパイラである。Adaには、ソフトウェアの信頼性や保守性を向上させる多くの機能が備わっている。そのため従来のAdaコンパイラはパス数が多い大規模なものが多くコンパイルに時間がかかるという欠点があった。これに対して、ここで述べるコンパイラは既存の(Cの)コンパイラと同様の構成にする事により、既存コンパイラと同程度のコンパイル性能を実現した。さらにPCCのコード生成部を利用する事によりPCCと同程度の実行効率を持つコンパイラを短期間で開発できた。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01
著者
関連論文
- Adaサブセットコンパイラの試作
- J.ニッセン, P.ウォリス 著, 烏居宏次, 志村 順 監訳, "Ada移植性とプログラミングスタイル", 近代科学社, A5判, 202p., \2,987(税込), 1989
- C プログラマからみたAda