スーパーコンピュータHITACS-810のオペレーティングシステム
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概要
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HITAC S-810システムは、近年の科学技術計算の大規模化に応えて開発した超高速のア***ロセサシステムである。S-810システムのハードウェア構成を図1に示す。高速演算の中心となるベクトル処理ユニット(VPU)と、HITAC Mシリーズの汎用プロセサの持つ命令を実行するスカラ処理ユニット(SPU),さらに、技術計算の中間データを一時的データセットとして高速にアクセスできる大容量の半導体拡張記憶装置(ES)が主な特徴である。S-810システムの制御OSは,スーパーコンピュータを制御するOSとして,次に示すような方針で開発した。(1)ベクトル処理ユニット,拡張記憶装置などがユーザプログラムで容易に利用できること。(2)S-810システムの高速演算能力を最大限に発揮できる資源スケジュール機能とすること。(3)HITAC Mシリーズの汎用システムが持つ機能はそのまま利用可能とし,センタ運用が容易かつ柔軟にできること。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01
著者
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大房 義隆
(株)日立製作所ソフトウェア開発本部
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大房 義隆
(株)日立製作所
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片田 久
(株)日立製作所
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上 政之
日立ソフトウェアエンジニアリング(株)
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上 政之
日立ソフトウエアエンジニアリング
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片田 久
日立 システム開研