ツインセションによるセション制御方式
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概要
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OAシステムとしてワークステーションベースシステムが主流となりつつあり, ワークステーション上でより多くの業務を効率よく処理することが望まれている.そのため,会話処理の少ないバッチ的処理についても,ワークステーション上で実行する傾向にあり,方法としては,以下の二つが考えられる.方法1 バッチ処理を会話処理に置き換えて実行する.方法2 会話処理からバッチ処理を起動する.しかし,方法1だとワークステーションの利用効率が悪い.方法2だと,バッチ処理と会話処理の整合性が悪い.(MMIの違い)となり, どちらの方法を採用しても何らかの問題があった.このような場合に本稿では,当社の中小型機向け汎用OSである「FACOM OSIV/ESP III」の"ツインセション機能"を利用し上記問題を解決した.新しいバッチ処理制御方式について紹介する.注)一台のワークステーションで二つのセションを実行し,交互にセションを切換えることにより,二つの会話処理を並行に行うことを可能とする機能.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01