複数の同等なコンピュータ・システム(修理系)のDuane型モデルによる信頼性データ解析
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概要
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図1は、あるコンピュータ・システム50台の、使用開始から観測中断(現在)までの故障データである。このようなデータを表現するためのモデルについて考察した。主な関心は、故障時間間隔、故障頻度の、今後の変化である。それによって、メインテナンスのための人員、ストック部品の配置計画を変えねばならない。故障時間間隔のトレンドを問題にするのだから、信頼性の分野で通常使われている、故障時間間隔を大きさの順に並べ換えて解析する非修理系の方法は当然使えない。確率過程モデルが必要になる。結論として、我々は次節で定義する「Duane型故障発生率関数をもつ非定常ポアソン過程」モデルを採用した。モデル自体は目新しくはないが、フィールドの多数のシステムに対してこのようなモデルを適用した例はあまり見かけないようなので、報告することにした。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01