蛍光表示管CADシステム
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概要
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近年,マンマシンインターフェイスとしての各種表示デバイスの中で,蛍光表示管(FIP)は,小形でかつ鮮明な多色表示が得られることから,多種多様な機種の表示に使用され,その市場(用途)も,VTR,オーディオ,車載など多方面に拡大している。一般に,表示は商品イメージをほぼ決定する部分であるため,大半のFIPが客先独自のデザインによるカスタム仕様である。又,表示パターンは高密度化,複雑化する一方であり,従来の手書き画面による設計では設計工数,部品納期ともに増大する一方であった。今回開発した本システムは複雑な表示パターンを判読する自動スキャナ装置を,持ち,各部品設計ではFIP特有の設計基準,手法を独自のソフトウェアに,盛り込んだ。これにより,各部分単位の自動設計を実現し,専用CADシステムならではの効率の良いシステムとなっている。さらに部品メーカのCAMとリンクすることにより,設計のみならず,製造期間の短縮も実現できた。以上,本システムを開発し大きな成果を得たので報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01
著者
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鈴木 昭雄
日本電気株式会社
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香下 八一郎
鹿児島日本電気(株)
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立本 秀人
鹿児島日本電気(株)
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鈴木 昭雄
日本電気(株)
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磯辺 勝芳
日本電気(株)
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磯辺 勝芳
日本電気
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香下 八一郎
鹿児島日本電気