自由曲面を含むソリッドの効率的な頂点算出法
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概要
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自動車の機械部品(鋳・鍛造部品)についてのCAD/CAMトータルシステムを構築するためには、ソリッドモデラーが不可欠であり、著者らはGEOMAPをベースに開発してきた。実用的なソリッドモデラーを実現するにはソリッドの稜線,頂点を正確に、しかも高速に求める必要がある。ソリッド演算において、頂点は三つの曲面の交点として求められる。これは非線形連立方程式を解くことに対応し、通常はニュートン法により求まる。しかし、二つまたは三つの面が互いに接する場合(接する場合に近い状態を含む)、ニュートン法の適用が困難になる。2次曲面の場合には、この問題の解決法が既に提案されているが、自由曲面を含む場合への適用は困難である。ここでは、まず、三つの曲面の交点を、二つの平面曲線の交点を算出する問題に変換する手法について述べる。次に、二つの平面曲線が互いに接する場合でも、確実に、それらの交点を算出する手法について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01
著者
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