総合遠隔機器制御システム
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概要
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今日、都市部におけるオフィスの過密化、住居とオフィス間の距離の拡大等の問題に加え、ネットワーク、OA機器、コミュニケーション機器等の高性能化、普及によりオフィスの地方分散化が求められ、また可能になりつつあると考えられる。しかし、地方に分散している小規模オフィスの制御、管理を各オフィスに任せることは、費用や安全性の面から考えて問題が多い。オフィス内の設備機器の制御、監視が遠隔地から行なえるようになれば、オフィスの分散化はより実現可能なものになると考えられる。筆者らは簡易なインターフェースにより確実な制御が行なえる機能とオフィス内の異常を監視し通知する機能を有する総合遠隔機器制御システムの開発を行なっている。本稿では、当システムにおける遠隔機器制御方法と、遠隔機器監視方法について報告する。なお、当システムで制御の対象は電気機器類、監視の対象は漏水やガラス破壊等を検知するセンサ類である。また、操作は公衆回線を介してプッシュボタン信号により行なう。その際の操作ガイドは音声で行なわれる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01