リアルタイムシステムの部品化
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概要
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リアルタイムによる遠隔監視、管理を行っている社会公共システムでのソフトウェア開発は、顧客の要求仕様が多岐に渡り一本化していくことが難しい。しかし、内部の個々の機能には類似しているものが多い。このことを踏まえ様々な顧客システムを容易かつ速やかに提供可能とすることを目的に、独自のアーキテクチャによるソフトパッケージ化手法を考案した。その手法により、(1)機能単位での業種(河川、ダム、道路、ビル管理、他)を超えた再利用、(2)システム分散化/集中化の構成変更に柔軟に対応、(3)機能変更に該当部位のみの入れ替え、改造で容易に対応、(4)機種交代に柔軟に対応できるアーキテクチャ、が可能となった。本稿ではその概要を報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-03-06