多次元データベースとRDB(OLAPの紹介)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
OLAP(On Line Analytical Processing)という言葉が最初に登場したのは、1993年に発表されたE.F.Codd,S.B.Codd,C.T.Salley共著による論文である。そこには、今日のように多岐にわたる問題を解決するにはRDBMSだけでは不十分である、との記述がある。さらに、E. F.Coddは、RDBMS開発の本来の目的は1960年代終り頃のシステムに存在する問題を解決し、DBMSをより魅力的なものにすることにあった、と記述している。RDBMSに欠けている機能を提供するのがOLAPコンセプトであり、そのベースになっている技術が多次元データベースである。ここでは、RDBMSの限界を明らかにし、それを補完する多次元データベースの特性を紹介する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-03-06