9-benzyl adenineによるクロマツの発根促進効果
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概要
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1975年4月24日赤沼試験地内の8年生のクロマツの根株の周囲を掘りとり, 直径40cmで深さ25cmの円柱状の外がわに露出したすべての根を切断し, その根の切口断面に, 9-benzyl adenine 0.1%混入のワセリンペースト5gを塗布した区, ワセリンのみ塗布した区, および根の切断除去のみを実施した対照区を用意し, それぞれ処理後は埋め戻した。218日目に再び根株を掘りとり, 根の切断面および根株から新しく発生した根の状態を調べた結果, 9-benzyl adenine処理による発根の促進が観察された。
- 一般社団法人日本森林学会の論文
- 1980-11-25