マツカレハ1〜2齢幼虫期における死亡要因の評価
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概要
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東京都下田無市にある東京大学農学部附属演習林田無試験地において, マツカレハ1〜2齢期の死亡要因を詳しく調べるとともに, 要因別にみた死亡の大きさを評価した。死亡率はいずれの場合も80〜95%に達したが, それらの大部分は天敵によるものと考えられた。しかし, 死亡要因やその働き方は, 調査地点や季節により異なっていた。捕食者や寄生者は, それらがもっている本来の働きのほかに, マツカレハ幼虫集団をかく乱することによりその死亡率を高める作用もすることがしばしば観察された。
- 一般社団法人日本森林学会の論文
- 1978-10-25
著者
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