曳索の作用を考慮する索道軌索張力算定法
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概要
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架空索道において曳索の作用を考慮に入れた軌索張力の算定法を, 近似荷重軌跡曲線を基礎として静力学的に誘導し, 軌索最大張力の実用算定法として補正係数法を与える。本法により, 曳索の作用を無視する従来の算定値に補正係数を乗ずることにより, 曳索の作用が考慮された適切な算定値がえられる。このとき補正係数を支配する主要因子として, 曳索軌索索張り比, 曳索軌索索重比, 搬器荷重比等があげられ, これは(28)式又は(36)式より容易に求めることができる。本法による実用算定値, 精密算定値, 未補正値等を比較したのが第2および4表である。
- 一般社団法人日本森林学会の論文
- 1963-04-25