トラクタ集材作業の功程と作業条件との関係について
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概要
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(1) トラクタによるアーチ集材作業および地曳集材作業の功程と3種類の作業条件との関係を, 重回帰方程式によつて表現することを試みた。(2) 変量間の関係に関する原理的推論に従つて, 構造方程式を構成した。(3) 構造方程式にもとづいて回帰方程式を決定する手順の実例として, 北海道苫小牧地方の風害天然林で行なわれた集材作業に関する資料から, 各回の集材作業における「丸太1本当りの集材時間」の, (1/(集材石数)), ((集材丸太本数)/(集材石数)), および((集材距離)/(集材石数))に対する回帰を示す方程式を決定する手順を示した。(4) どちらの作業方法に関する重回帰も統計上極めて有意であつた。(5) 作業地の, 地形と土壌の性状を, 層別因子として取り扱つた。
- 日本森林学会の論文
- 1961-06-25
著者
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