木材の容積収縮率と比重との関係
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概要
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北海道野幌地方に植栽された造林木8樹種について, その材の比重と容積収縮率との関係を観察した。(1)平均容積収縮率のおおきさは, 大きいほうから, ヤチダモ, オウシュウトウヒ, シンシュウカラマツ, グイマツ, エゾマツ, ドロ, トドマツ, ストローブマツ, の順であつたが, 平均比重はこの順と一致しなかつた。(2)容積収縮率と比重との関係は, 直線的な関係の部分と, これからはずれる部分とから成り立つようであつた。その直線的な部分にあたる比重のはんいと直線の勾配とは樹種によつてことなつて与えられた。(3)優勢木・劣勢木, 辺材・心材, 地上高などの成長上の区べつによつても, これらの値は変化するらしいことが知られた。
- 一般社団法人日本森林学会の論文
- 1956-09-25
著者
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