伸び変形を考慮した架空索理論(第2報)
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概要
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第1報で弾性伸長によつて索の平衡曲線や張力がどのような影響をうけるかをみるために, 平衡の基礎方程式から再出発して2,3の関係式をもとめ, これを両支点が同一高さにある簡単な固定式索道に適用して, 弾性伸長を考えない従来の理論に対する補正量を計算した。本報告では, この理論をさらに両支点が同一高さにないものに適用し, 両支点の位置, 索長, 両支点における索の傾斜角, 最大垂下量, 最大張力等に関する補正量を算定することとした。数値例についてみると, 全索長の伸長量はもとの長さに比して小さいにかかわらず, 特に索の傾斜角や最大垂下量, または最大張力に対する補正量は相当の大きさで, 索道の設計に当つて考慮に入れねばならぬことが判明した。
- 一般社団法人日本森林学会の論文
- 1955-10-25
著者
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