オオアカズヒラタハバチの食葉がドイツトウヒの生長に及ぼす影響
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
東京大学北海道演習林ドイツトウヒ林分(やく50年生)において, 1951,1956年を中心にして, 過去2回オオアカズヒラタハバチが大発生した。1956年に被害調査をおこない, 1960年に被害木の樹幹析解をおこなつた。その結果, 激害木(樹冠の上部1/3〜1/2が皆食される程度)は, その生長に大きな影響をうけていることが明らかとなつた。すなわち, 材積生長は大発生の翌年に大きく減退し, その後正常な生長にもどるまでに, 3〜5年を要している。また, 本種の1 Gradationにともなって生じる材積生長の損失は, ほぼ7〜10年にわたり, その間の材積生長量は, 正常な場合にくらべ, 年平均して6〜7割に抑えられる。
- 日本森林学会の論文
- 1962-04-25
著者
関連論文
- 森林の育成にともなう増水・減水曲線の変化
- 小流域における流出量
- オオアカズヒラタハバチの食葉がドイツトウヒの生長に及ぼす影響
- 619.オオアカズヒラタハバチの食葉がドイツトウヒの生長におよぼす影響(森林保護)(第71回日本林学会大会)
- 8 東京大学北海道演習林の天然林の成長率について